私が使っているギターと機材などを紹介しています。
Yokoyama Guitar AR-SR
2009年に購入し、メイン・ギターとして使っています。
モーリス楽器に29年間務め、主にSシリーズやカスタムギターの製作のチーフクラフトマンとして活躍した横山正氏が独立して長野県に工房をつくり「Yokoyama Guitars」を立ち上げて製作したギターです。とても弾きやすく、深みとリバーブ感のあるリッチなサウンドに魅せられて購入しました。
主な仕様は
Top:Solid Sitka Spruce
Side & Back:Solid Indian Rosewood
Neck:Mahogany 1p
Fingerboard & Bridge:Ebony
Binding:Maple
Machine Heads:Gotoh/Black
Nut width:44.5mm
Scale:648mm
Finish:Glossy Lacpuer
Rosso SJ-840C
"Rosso"ブランドは各部、シェイプのデザインから、パーツの選定、サウンドなど細部に至るまで、オリジナルであることに拘って製作したブランドです。
コストパフォーマンスがとても高く、ライブ用のギターとしても十分使えます。
Sunrise S-2と自作のオリジナルコンタクトピックアップのDual Pickup Systemを取り付けています。
主な仕様は
Top : Solid Spruce
body : Solid Mahogany
Neck : Mahogany
Fret Board : Rosewood & Inlay
Binding : Rosewood
Armrest : Ebony
Scale : 645mm
Nut : 43mm
Finish : Body / Gross 、Neck / Half Gross
D-TAR Solstice(ソルスティス)
D-TARのSolsticeは、セイモア・ダンカンとリック・ターナーというピックアップ制作者とギタービルダーの開発した、かなりハイエンドな2チャンネル・プリアンプミキサーです。
サイズはハーフラックとほぼ同じで216mm(W)、165mm(D)、69mm(H)、重さは1.3Kgでエフェクターケースにも入る大きさです。A C 15ボルトパワーですので、アダプター(100V対応)が付いています。アダプター駆動の場合はノイズが心配でしたが、きわめてローノイズで、電池駆動と遜色がありません。センド・リターンやXLRバランス出力、チューナーアウトはもちろんミュート機能もありライブに必要な機能が完備されています。
M-factory PM-200 Tour
アコースティックギターに取り付けた2種類のピックアップ(コンタクトPUとマグネットPU)の長所を生かしてミックスアウトするミキサープリアンプです。
コントローラーはコンタクト側とマグネット側でそれぞれ特性に合わせた周波数/波形に微妙な違いを持たせてアコースティックギター専用機で、BASSとTREBLEとVOLUME、MIX VOLUMEのみです。
また、ヘッドアンプ部にはピックアップの個性やアクティブPUにも対応できるように入力ゲインTrimが取り付けられています。もちろん、位相反転スイッチも設けられています。
アウトプットは Single Out×2、Mix Out×1、そして外部スイッチを繋げることでミュートできます。
Lexicon LXP-1
インスト系のギタリストが多く利用しているリバーブエフェクターの王道的逸品です。
豊潤で温かみのあるエフェクト音が優越です。
製造から約30年を経過していますので、各種の部品を交換・改良しています。
最近のライブでも多用しています。
AMBI SPACE AS-1R
2016年10月に発売されたFree The Tone社の「AMBI SPACE AS-1R」はデジタルリバーブですが、とても自然な残響と透明感のあるリバーブで、コンパクトエフェクターとしてはLexicon LXP-1に迫る高品位な逸品だと思います。
私の第一印象は「日本人の感性にピッタリで、流石メイドインジャパンだな」と感じました。
ライブ用のボードにマウントしました。
リバーブモードはSpring、Plate、Room、Hall、Cave、Serene の6種類です。CaveとSereneはフリーザトーン独自のリバーブサウンドです。
MIXはノブを右にフルに回した場合でウエット/ドライが50/50の割合です。
Toneは右に回すほど高音が強調されるので、タッピング時の爪が弦に当たるカッチカッチ・・という音が気になる場合はノブをセンター位にセットすると良いと思います。
PRE DELAYは減衰する時間、いわゆるリバーブ音の長さですからテンポの速い曲は短めが良いですね。リバーブの種類によっても減衰時間は異なります。
DECAYはリバーブ音の出始める時間を設定するノブです。左に回しきると原音と同時にリバーブ音も出ます。0-250msecまで調整することができます。
プリセットは全てのノブの設定を合計4つまでメモリすることができます。これは、とても便利です。
TRIAL PASSIVE POWER D.I. STEREO
D.I.はハイインピーダンス信号をローインピーダンスに変換してノイズの抑制と高音域の減衰を抑えると共に、アンバランス信号をバランス信号に変換することにより、長いケーブルでも外的なノイズを抑制することが目的です。
最近のエフェクターはデジタル機種が殆どで、その音は生音とはほど遠く、音の輪郭ばかりが表に出て、無機質で、丸みのない、膨よかさに欠ける音のような気がしてならないのです。
このTRIAL PASSIVE POWER D.I. STEREOは内部のトランスの補正値を変えて音色をソフトにするMellowスイッチが付いていて、オンにすると丸くて芳醇な音、アナログっぽい音になるんです。
Enfini Customworks Dual Pickup System
私のYokoyama Guitarには、アンフィニ・カスタムワークスのオリジナルピックアップとサンライズS-2がマウントされています。このシステムは、プロ・アマを問わず、マウントするギタリストも多く、ライブやライン録音での音質や取り回しの良さなどシステムの安定感にも定評があります。
アンフィニ・カスタムワークスはアコースティックギターのチューンナップ、リペアを本業とする工房ですが、オリジナルのコンタクトピックアップの製作、取り付けもしています。ただ単にピックアップを取り付けるのではなく、それぞれのギターの特性、演奏方法に合わせて、ピックアップのピエゾ素子を選定して、ハンドメイドで組み立て、最適なセットアップをしている工房です。
PYRAMID Strings Premium Bronze Wound
(アンフィニオリジナル ストレート仕様)
No.327Light
( 012、016、024、032、042、052)
この弦は、あまり日本では知られていない弦ですね。市販のギター弦のように箱に入っていませんし、弦を小さく丸めたときの捻れがありません。
ピラミッド・ストリングスは創業1850年のドイツの老舗で、ベース弦やギター弦はもちろんですが、リュートやバイオリンなどバロック音楽用の弦のメーカーです。
弦の太さが012~052というとちょっと6弦が細めになっていますが、ダウンチューニング時でも低音に充分な音量があり、テンションバランスの崩れもありません。
また、2ヶ月張りっぱなしでも劣化がほとんどなく、私のようにチューニングを度々変えても弦が切れたことはありません。フィンガーピッキングに最適な弦だと思います。
SOMMER GALILEO 238
ドイツ製SOMMERのシールドです。
本来はマイクロフォン用の高級シールドですが、オヤイデのフォンプラグを取り付けてギターシールドとして作成しています。
格段にレンジが広がり、ヘッドアンプを追加したようなハイグレードな音に変身します。
弦に触れるタッチも微妙な音の表情もそのまま伝えますので、ギターテクニックがモノを言います。
モノラルとステレオの2種類のフォンプラグがあり、3m~5mまで長さも自在です。
KLOTZ Cable MC5000
ドイツのKLOTZ社(1979年創立)は電磁波が及ぼす信号ラインへのノイズトラブルに対処するために新たなシールド方式を開発しました。そして、それは高音帯域を減衰させる自発静電容量を厳選された素材と卓越した加工技術によって極限まで抑え込んだケーブルとして商品化されました。
そのひとつがこのKLOTZ Cable MC5000です。
元々このケーブルはマイクロフォン用に開発されたものですが、私は試験的にこのケーブルにフォーン端子コネクター(NEUTRIK)を用いて、アコースティックギター用のケーブルを作成しました。
ライブステージ上ではスポットライトや様々な音響設備による電磁波の影響を受けて、アコースティックギターのライン信号は外部のプリアンプに届く前に本来のレンジの広さを狭めてしまいます。
ケーブルの径は7mmですが、硬すぎず太すぎずライブステージでの取り回しも良好です。
モノラルとステレオの2種類があります。
G7th Heritage Capo
伝統的なヨークスタイルのカポです。
ネック裏の中心からネジ式の力で指板上に並ぶ弦に均等に力を加えることができます。これは弦を押さえる部分に指板のR形状に応じて変化する特殊鋼材を用いていて、各弦のピッチバランスがとても良く、ビビりを生ずることはありません。ステンレス製で、とてもおしゃれです。革製のケースも付属しています。
音も心なしクリアでリッチな感じがします
Jim Dunlop Victor Capo
ライブでの使いやすさから選ぶならビクターカボ(Jim Dunlop Victor Capo)です。ネジ式ですので、締め具合の微調整が簡単で、締め付けすぎによるシャープも防げます。弦を押さえるところは固いゴムで出来ています。 ギターを構えたままネックに挟み込むとき、非常に安定しています。ブロンズ製ですので、ちょっと重たい(51g)のでネックの振動を減少させているかも知れません。
NAZCA Protect Case
ライブに出掛ける時の必需品のひとつにギター・ケースがあります。
車で移動する場合は、ギターの購入時に付属しているギター・ケースでもかまわないと思いますが、ケースだけで3Kg以上もあるような重いものは電車やバスでの移動には不向きですよね。
特に私のように高齢になりますと、腕の筋力もかなり落ちてきますので、軽いことが条件のひとつになります。もちろん、大切なギターをしっかりとガードしてくれるのが大前提です。
ナスカのプロテクト・ケースはパラシュートで使われている素材を採用した軽量かつ頑丈な純日本製で、ヘッド部と底部に装着されているインナーパッドは厚さ1.5mmのベルポーレンと20mmのウレタンで出来ていて、横方向からの衝撃のみならず、倒した時の衝撃にも非常に強く設計されています。
これは、NPO法人「戦うオヤジの応援団」のメンバー限定です。ラベルに応援団のロゴと自分の名前が刺繍されています。
SHURE SM57
楽器用マイクでは超定番の単一指向性ダイナミックマイクロフォンですね。
タイトな指向性でクリアな集音ができます。ボーカル用としても使えます。
私はギター録音のオンマイク用に2本(ステレオ)で使っています。
周波数特性:40Hz-15kHz
感度: -56.0 dBV/Pa (1.6 mV)
サイズ・重量:径32mm、157mm・284g
Kaina Guitarist (爪の補強剤)
フラメンコギタリストの沖仁さんが開発に加わったカイナ・ギタリストという爪を保護するベースコート剤です。
マニキュアと同じように使用しますが、乾きも比較的早くは3~4分で乾き、一度乾いたら3~5回程度重ね塗りすると強度も増します。揮発性が高いのか、塗っている最中は少し匂いを伴いますがそれほど気にはなりません。また、酸素透過性の高い成分で作られているらしく爪へのダメージも少ないようです。仕上がりはマットタイプでほとんど自爪とかわりません。もちろん、リムーバーで落とすこともできます。